プラスなブログ

京都市伏見の不動産会社プラスホームのブログ。地域の話題と不動産の話。

基準地価、京都がスゴいことに

 京都伏見の不動産会社プラスホームかやまです。この度、基準地価が発表されました。

 よく不動産の価格が今年も発表されましたとニュースや新聞などで言われるものとして、路線価・公示地価(価格)・基準地価の3つがあります。
 かなりおおざっぱに言いますと、まず、路線価とは税金関係の基準となる価格です。固定資産税や相続税などはこれをもとに計算されます。次に、公示地価は国が不動産鑑定士に依頼し、いくつかポイントをつくってそれがどの程度の価格なのかというものを調べ、発表するものです。通常の不動産取引とは違い、正常な価格を出そうというものです(一応、建前は)。基準地価とはその公示地価の都道府県版と考えてもらったらいいかと思います。ですが公示地価と基準地価のポイントが被ることもあります。

 場所によって、また時と場合によって一概には言えませんがこれらは実情の取引価格や過去の取引価格などとは違い、家を売ろうかな、買おうかなと思われている方の参考にはならないケースが多いのが実情です。例えば最近はよくこの公示地価や基準地価が上昇というニュースが出ています。が、はたしてお家の価格が上がっているのかというとそうでない場合が多く、一部地域に限られているケースが多い、また、公示価格や実情価格が上がっている地域であっても実際の取引価格は下がっていることもよくあるのが実情です。
 実際の不動産取引は売りたい人と買いたい人の感覚や印象で高い、安いが決まるのであまり、こういったものには左右されないように思います。
 逆にどちらかというと街中や商業地はこういったものに左右されるように思います。商業地はどちらかというと印象や感情ではなくビジネスとして考えられますのでこの金額で採算が取れるのかという点がポイントですので高くても採算が合えば購入となるでしょうし安くてもそこにニーズがなければ買わないという事になります。

 そういう意味では京都の中心街などは今、バブル状態が続いています。
この度のニュースでも取り上げられていました。原因は海外からの観光客。確かにこの数年で色々な所で海外の方を見ることが多くなりました。

www.nikkei.com



 私は正直、あまり関わりありませんが横目で見ているとここ2、3年はどんどん価格が上がっており、最近の事例でもいわゆる田の字の中の不動産価格の上昇にはびっくりします。例えばマンションなどでも3年ほど前の倍の価格で取引されているなんて事例もあってぐらいですから。
 この基準地価でも伏見稲荷の前の上昇率が全国トップなんてニュースが今朝のめざましテレビでありました。

 ただ、私たち不動産業界の中ではそろそろ・・・という声も聞こえ始めています。
 少し注意が必要かもしれませんね。


本日もご覧いただき誠にありがとうございました。